さまざまな情報 時間授乳

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レミさんは前々回お母さんのアドバイスで混乱してしまいました。
レミさんはさまざまな本を読み、サイトを検索しました。本やサイトによって、同じことでも異なる情報が書かれていることにきづきました。
気づければまだいいのですが、ひとつの情報しか手にいれられないと、もしそれが根拠のない情報だとしたらとっても困ってしまいます。(また過去のsariです… ToT)
赤ちゃんの眠りのトレーニング?が流行っているようですね。ちらっとsariが読んだ本(複数)には、
後乳までしっかり飲ませていれば赤ちゃんは3時間はほしがらないはずです。
と書かれていました。「はず」と言われても、しっかりそのようにして母乳で育っている赤ちゃんが必ず3時間は時間が開くか、と言われれば、sariが出会った赤ちゃんたちを見ていると必ずしもそんなことはいえません。前乳だけ飲んだ赤ちゃんと後乳もしっかり飲んだ赤ちゃんを比べれば、後乳まで飲んだほうが腹持ちがよい、という傾向はあるかもしれませんが、「はず」と言えるほどきっかり時間が開くとは言い切れないと思います。同じ赤ちゃんでも日によっても違います。
もし自分が赤ちゃんを育てているときにこの文章だけ読んだら、3時間開かないのはやり方が間違っているんだ、なにか自分の母乳がよくないんじゃないかと心配したと思います(なにぶん後ろ向きな性格なので ^^;)
授乳の間隔については、いままでも書いてきたように赤ちゃんのほしがるだけあげるというのが母乳育児がスムーズにいくコツでもあります。そしてWHOの資料にも時間を決めた授乳は乳腺炎の原因になるとも書かれています。
もし、夜に赤ちゃんに長く寝ていてほしいと思ったら参考になる本があります。参考文献に書いておきます。
ところで、さまざまな出産や母乳の歴史の本には、時間で区切った授乳や間隔を開けることがすすめられはじめたのは人類の歴史ではつい最近のことだと書かれています。そもそも時計を一般人が使うようになったのはいつでしょうね。日本の江戸時代は季節によって時間の長さも違っていました。
そして大人もたくさんおやつを食べますよね。例えば朝ごはん食べて会社に行って、10時の休憩で缶コーヒー、お昼ご飯食べて、会議でお茶が出て、定時過ぎたらコーヒー飲んで仕事、夜7時過ぎにお菓子を少し食べ、家に帰って9時にご飯、寝る前に小腹が空いたと冷蔵庫を開けてみる、なんてありがちですよね。
朝ごはんをこれだけ食べれば絶対お昼までおなか空かない!なんて言えないですよね。
sariの今月18歳になる子どもが生まれたときは、まだパソコン通信の時代でした。wwwはもうちょっと後だったように思います。サイト(当時のホームページ)は数も少なく、情報もそんなに多くはありませんでした。通信費はまだ高く、携帯のかわりにまだポケベルもありました。
今は全世界中の情報が一瞬にして手に入ります。便利ですが、情報を選び取ることが難しい時代でもあるのかもしれません。
sariはたくさん「こういうことをするとこんな悪いことがおきる」と書いてあるような本や、データの出所がはっきりと書かれていないものは注意して読むように心がけています。
参考文献:赤ちゃんが朝までぐっすり眠る方法 エクスナレッジ
The Womanly Art of Breastfeeding 8th Edition LLLI
Mastitis Causes and Management WHO

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Posted by sari