母乳不足感(急成長の時期)
あみちゃんは生まれて3週立ちました。もともと心配しがちな所のあるミーナさんも産院で聞いた情報や友達のおかげで、あみちゃんとの生活に慣れてきました。
ミーナさんは産院で聞いた「母乳が足りているサイン」は大丈夫だとわかっています。だけど、いつもより飲んでばかりのあみちゃんをみて、「もしかして母乳が足りなくなったのでは?」と心配し始めました。
母乳育児に時計は基本的に必要ありませんが、やはりいつもと違うと不安になります。
このいつもと違うことは、なんとなく母乳のせいと考えられることが多いです。
よく「味が違うから」とか「足りなくなったんじゃ?」などと言われます。sariも医療者からそう言われたこともあります。(注:味に関しての科学的根拠はありません)
sariは個人的にそういうときにミルクのせいにされるような言葉は聞いたことがないです。不思議ですね。
赤ちゃんには「急成長の時期」があることがある、と言われています。どんどん欲しがるように見える時期です。
そのときには、「母乳が足りないから何かを足す」よりも「赤ちゃんがもっと欲しがっているので、回数を増やして母乳を作り出す量を増やす」ほうが母乳育児継続のために役に立ちます。
母乳は赤ちゃんの需要にあわせてお母さんが供給できますが、赤ちゃんの需要に追いつくのに数日のタイムラグがあります。その間はちょっと戸惑うかもしれませんが、授乳回数を増やすことで数日で落ち着くことが多いです。
ちなみに、急成長の時期として文献には、生後2-3週ごろ、6週ごろ、3ヵ月ごろと書かれています。
文献:母乳育児支援スタンダード 医学書院
改訂版だれでもできる母乳育児 メディカ出版
The Breastfeeding Answer Book La Leche League International
ディスカッション
コメント一覧
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こんにちは。
急成長期という説明はしっくりきますよね。
でも、、、これは文献も何も無いことなのだけど、
急成長する時期ではなくて、
急成長して,背が伸びたり,体重が伸びたり、筋緊張が強くなったり、
で、赤ちゃんの飲み方が変わったぶん、
授乳の姿勢をチェックし直す時期なのかもしれない、、、と、
思う事があります。
(ほんと、思うだけなのですが(*^o^*))
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こんにちは。たくさんの赤ちゃんをみてきたご経験からのお話は参考になります。
文献が探し出せないのですが、昔の日本の医学の教科書にも、赤ちゃんがひんぱんに飲む時期があるというようなことが書かれていたそうですね。となると、経験的にどうもそういう時期があるということはわかっていて、じゃあなぜなのか、についてはまだわかっていないのかもしれません。文献にもそういう時期があるというだけなので、原因はまだわからないのかもしれませんね。
急成長とは英語のGrowth spurtの訳のようです。
赤ちゃんの体が(心も?)変わるので、飲み方がその時期の赤ちゃんにマッチしていなくてもっと欲しがる、それをアセスメントする時期かもしれない、とのお考えは赤ちゃんのニーズに寄り添うDr-bewithyouさんの姿勢が現れていて素敵です(^^)
この急成長を書こうと思ったのは、生後3ヵ月目に母乳をやめた知り合いの話からです。彼女は胸がいままでどおり張らなくなったことと、何度も欲しがるようになったので、母乳が足りないんだと思い込み、母乳をやめたそうです。第2子妊娠中にわたしとおしゃべりしていて、彼女が自分は生後3ヵ月で母乳が出なくなる体質だと思い込んでいたことがわかりました。生後3ヵ月ごろになるとこれまでのように胸が張らなくなることはよくあることですが、それとこの急に欲しがる時期が重なると自信を失ってしまうのだと思います。その方は第2子は母乳だけで育てました。特別なことはしていません、ただ胸が張らないのは需要と供給があったから、よく欲しがるときがあるけど飲ませていたらいいんだよ、という情報だけでした。
筋緊張といえば、今読んでいる「Supporting Sucking Skills in Breastfeeding Infants」にも詳しく母乳育児に対する影響が書いてあります。今11章まで読みました。