ホントにしょっちゅう飲んでいていいの?

お知らせ:赤ちゃんが一回の授乳で飲む「平均」摂取量
胃のサイズを「赤ちゃんの1回の授乳での平均摂取量」とすることにしました(2017年6月14日)

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ミーナさんに赤ちゃんが生まれました「あみちゃん」です。(やっと名前決めました(^^;)
ミーナさんは赤ちゃんの欲しがるのに応じる早めのサインで授乳することを知り、早速やってみています。
だけど、病室に来たあみちゃんのおばあちゃんは、そんなにしょっちゅう欲しがるのは母乳が足りないからじゃないかと心配して、ミーナさんに言ってしまいました。
ミーナさんは心が揺れています。
今日は赤ちゃんの胃が小さい、という話です。
赤ちゃんの胃のサイズはWhat is colostrum? How does it benefit my baby?(英語のサイトです)に絵でかかれています。(2018年8月9日:リンク切れを確認)
これによると、1日目は5-7ml、3日目はoz表示ですが、大雑把に20-30ml、7日目で45-60mlです。(文献によって多少数字は違いますが、大体は同じです)。これを見ると初乳は赤ちゃんの胃のサイズにマッチした量なのだということが想像できると思います。しょっちゅう飲んでいるのは、たくさんは一度に飲めないというのもひとつの理由です。それに母乳は人工乳より消化が早いので、より多くの回数欲しがってもおかしくないのです。
母乳がたくさん作られだす時期、と書きましたが、実は産んだからといってすぐにじゃんじゃんでるものではないのです。
「乳汁産生期」といって、3つの段階に分けられます。
StageⅠ 妊娠16週~
StageⅡ 分娩後約2,3日~10日目胎盤が出たことでホルモンの変化が起きる。そのホルモン変化によって母乳が作られる時期
StageⅢ 分娩後約9日~ 乳房から飲みとられた量で作られる量が決まる時期。
となっています。大体産後72時間くらいまでに多くのお母さんはStageⅡになり、急に胸が張ってくることが多いようです。
ミーナさんは1日目なのでまだまだこれからですね。
ちなみに、StageⅢでsariがスゴイ!と思ったのは、母乳の中に、「母乳をもう作らなくてもいい!」と指令を出す物質(乳汁産生抑制因子:FIL)が入っているのだそうです。母乳が胸の中でいっぱいたまると、FILもたくさんたまるので、脳に「赤ちゃんはこんなに必要としていないので、こんなに作らなくて良い」と指令を送るのだそうです。胸にたまってからあげないと赤ちゃんが満足できないのでは?と心配される方もおられますが、実は逆でどんどん飲ませてあげることで、母乳の分泌を維持できます。
だんだん赤ちゃんの飲む量とお母さんの作る量のバランスが取れてくるので、胸が張らなくなるように感じるお母さんがいます。それは↑のような仕組みによって、身体がおこなう「普通のこと」です。
以前知り合ったお母さんが、2人目のお子さんを妊娠中のとき、「私は母乳足りないからミルクなんだ~」とおっしゃいました。
ふと、「どういうところからそう思ったの?」と聞いてみました。
そうしたら、「3ヵ月くらいから胸が張らなくなっちゃったの。それでね」とおっしゃったのです。
上記のようなことをお伝えしただけで、2人目のお子さんは、母乳だけで育てることができたとおっしゃってました。
なかなか母乳に関しての普通のこと、って知る機会がないですよね。なるべく経験者から話を聞いておくことはうまくいくためのコツのひとつかもしれません。
#追記:2015年3月31日 上記は海外の文献の引用なので、生まれてからの日数の数え方に注意してください。
日本では生まれた日が0(ゼロ)日ですが、海外では生まれた日は1日目となります。
#追記:2016年4月27日 赤ちゃんの胃のサイズをビジュアルで を書きました。
今日の参考文献:
母乳育児支援スタンダード
The Breastfeeding Atlas
La Leche league International site:What is colostrum? How does it benefit my baby?

0-5ヵ月

Posted by sari