コミュニケーション2
一般的に人はコミュニケーションを経験的に学ぶので、自分がされたようなやり方がまず反映される傾向にあります。
育児でもそのような事が話題になることがあります。sariもより人間関係がスムーズになるコミュニケーションを学ぶ前は、自分が育てられてきたようなやり方でしか表現できませんでした。大人になって本を読んだり、周りをみて、いいなと思うところを取り入れようとしたりしましたけど、そう簡単なことではありません。今でも気持ちに余裕がなくなると、以前やっていたようなコミュニケーションに逆戻り、ということはよくあります。
母乳で育てることを支援するときも似たような話があります。支援する人の過去の経験から主観的なものの見方で支援してしまう傾向が見受けられます。
支援する人がもし母乳育児に否定的な感情を持っていた場合、以前にも書いたように、ただ実際的な工夫を教えてもらえなかったので母乳育児は「がんばれ」の根性論のように感じられたのかもしれません。
とはいえ、sariのようなお母さん目線からすると、支援する人(医師。看護師、助産師、その他支援サークルのスタッフなど)は支援のプロであって、その人たちの発言に個人的な主観的感情を含むとは想像しないのです。だから、「相反するようなアドバイスを受けた」なんて混乱する話がよくあるんです。支援のプロとしてお母さんに相対するときは個人的なものの見方の入り込んだ情報提供ではなく、今分かっている科学的な根拠ある情報を提供してほしい、というのが過去のsariの願いです。
過去は変えられません。過去に役立つ情報が不足したせいで後悔しているとしたら、今度は過去の自分のようなお母さんを再度作り出さないように支援してもらえればいいなと思います。
sariも思うように育てられなかった過去があります。sariの最初の育児からそろそろ20年、少しでも環境に変化が起こる一助になればと思っています。
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