でもある食べ物を食べるとよく出る気がするの
おくればせながらあけましておめでとうございます。
ずっとブログでは「食べ物は母乳の出に関連するという科学的根拠はない」とお伝えしていますが、しかし経験的に「でもある食べ物を食べるとよく出る気がするの」という声を聞きます。
否定するのではなく、なぜそう感じるのか考察してみます。
ひとつに「安心感」が考えられます。
「この食べ物を食べたのでもう大丈夫・安心」という気持ちは人をリラックスさせます。
リラックスすると、授乳に必要なオキシトシンというホルモンが出ます。このホルモンは授乳時に筋肉を収縮させ、乳房から母乳が出るような働きをします。
ですので、リラックスすることで「よく出る」と感じる方もおられるようです。
もうひとつ。これは出所が出せなくて申し訳ないのですが、アレルギーが関連する可能性を聞いたことがあります。
軽度な食物アレルギーの場合、組織が炎症を起こす(たぶんとても症状としては軽いのだと思います)ことで乳房が張ったような気がするという可能性です。
「私はあれを食べるとなんだか乳腺炎のようになる」という方ももしかしたらこのような可能性が考えられます。
Unicef/WHOの「赤ちゃんとお母さんにやさしい母乳育児支援ガイドベーシックコース」の196ページを引用します
母乳育児中に摂っても安全であるならば、母乳産生を増やすといわれている食べ物・飲み物・その地域のハーブを摂取する。母乳育児ができるという自信を母親がもてるようになり、特別な食事が母親を大事に守ることにもなる。とはいえ、特別な食べ物や薬は、よい吸着で頻繁に授乳することの代りにはならない。
人によって、その食べ物はきっと代わってくるでしょう。ある人によかったからといって、ほかの人にもよいということは必ずしもいえません。
このブログって「これがいいのよ!」と言わないので、読んでいてスッキリ感が感じられないかもしれませんが、そういう考え方の基、続けております。
「Aさんにはこれがよかったのね、Bさんにはあれがよかったのね」と個人の違いを尊重して認められることが大切だとsariは考えています。
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