なぜ子どもは夜起きるの?
なぜ子どもは夜起きるの?
Por qué los niños se despiertan por la noche – Carlos González
という記事を見つけました。
著者のDr.Carlos González は 思うように食べないにも書いた「うちの子どうして食べてくれないの?授乳から幼児食まで」も書いています。この本はQ&Aコーナーがなかなかのおもしろさでおすすめです。
さて、この文章スペイン語です。辞書を引きながら読んでみました。おもしろかったところを少し書きます。
(sariのスペイン語力はたいしたことがないので、訂正などありましたらコメントでお願いします)
5万年前の人間の生活、家も服も家具もない状況では、生まれたばかりの赤ちゃんが親と離れることは死を意味していた。今は赤ちゃんの部屋から少し離れていても、親は赤ちゃんは安全だと分かっているのだけど、赤ちゃんは5万年前と同じように生まれてきたようなものなので、お母さんがいないと起きて騒ぐのだ、とあります。そして、すぐにお母さんが戻ってきたら安心してまた眠る、だけど戻るのが遅れたら落ち着くのに時間がかかる、お母さんがまた行ってしまわないようにセキュリティ対策として起きていようとする、とあります。
なるほど~と想像できますね。ほかには、お母さんが泣いている赤ちゃんから離れるときは、赤ちゃんに「あなたのニーズは本当に大切な事じゃない」と教えられる、というような事も書いてありました
行ってしまったお母さんがすぐに来てくれる、そんな経験を通して赤ちゃんは段々と「お母さんはすぐ戻ってくるんだ」と学んでいきます。その繰り返しで人を信頼することも覚えるのでしょう。別の本には(ごめんなさい、タイトルが思い出せません)、ほおっておいて泣かなくなった場合、それは泣いても無駄だと知っただけ、というような少し寂しくなるようなことがありました。
イギリスのキャサリン妃がシャーロット王女を出産されたことで「海外では生まれたてから赤ちゃんが泣いても子ども部屋に1人でいさせて1人で眠ることを学ばせる」という話を聞いた事があるかもしれませんが、欧米のお母さん全てに当てはまることではありませんし、さまざまな考え方があります。
ラ・レーチェ・リーグ インターナショナルのSweet Sleep という本は眠りをテーマとした500ページの本です。添い寝についても書かれています。
http://www.llli.org/sweetsleepbook/thesafesleepseven
には安全のための7つのチェック項目が書かれています。
お母さんがたばこを吸わない人で、しらふ(アルコールや眠くなる薬なし)でいて、母乳育児していて、
赤ちゃんは、健康で、仰向けに寝て、厚着しすぎたりしっかりくるまれていない、
そして2人が寝る場所は安全(ひもがあったり、やわらかすぎたりしないなど)
この7つがそろっていれば、ベビーベッドで寝るよりもSIDSのリスクは高くないとあります。
添い寝については多くの情報が海外から発信されつつあるところです。
参考文献:Sweet Sleep La Leche League International
Mamás gallina
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