ミルクが安全に使える環境について
液体ミルク導入の話が新聞などをにぎわしています。
もともと災害時に便利だということから検討されていますが、災害時には衛生環境が確保されない可能性があります。
sariは以前、液体ミルクの中には哺乳瓶の先をつければそのまま飲めるものがあると聞いていましたが、この3つはそうではなく、紙パック飲料と同じです。ひとつはキャップがありますが、ほかの2つはパックの端をはさみで切るようです。
こういうものの場合は、カップもしくは哺乳瓶に入れ替えて飲ませることになります。そのカップや哺乳瓶が洗えない状況も災害時にはあります。
ですので、液体ミルクさえ送ればOKということではなく、さまざまな配慮がいります
母乳育児のポリティクスさんのFacebookページより
日本ではこんなこと起きないと思っているかもしれませんが、災害時には似た状況になる可能性があります。
上記ページでは360-362ページとありますが、362ページ後半の「米国の赤ちゃんでも死ぬ」という文章も印象的です。
そのほか
という書籍もあります。
母乳で育つ子には続けられるような支援をすることが、災害時に限られた資源(水や燃料)を本当に必要な子に回ることにつながります。
これはミルクを使うことを非難しているのではなく、母乳で育つことを賛美しているのでもありません。
より多くの赤ちゃんが健康であるために、考えられていることです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません