飲ませた後にとっても痛い!
授乳が終わった後に胸がひどく痛む、という訴えを聞く事があります。
傷ができている場合は赤ちゃんの飲み方になにか問題があるでしょうし、真っ赤になっている場合は乳腺炎なのかもしれません。
こういう原因が目に見えているものはいいのですが、よくわからない痛みだと不安になりますね。
飲ませたあとに白くなってずきずき痛むのは「レイノー現象」かもしれません。
母乳育児が必ずうまくいく本(メディカ出版 Dr.Jack Newman)に詳しく書かれています。
内部の血管がけいれんを起こした事で血液がいかなくなり、白くなります。
その後、血管が開くと赤みがさしてくるのですが、今度はずきんずきんと痛み始めます。
この白くなるのと赤くなるのを何回か繰り返す人もいるそうです。
この本によると、原因は
なんらかの原因で傷ついた事がきっかけで神経が過敏になることだとかかれています。もし授乳後に乳頭が新品の口紅のようにとがっていたら、それが原因かもしれません。たいていの場合は赤ちゃんの飲み方の改善を図ればいいそうです。そのほか、Breastfeeding Answers made simple には、寒さや感情のストレス、カフェイン、アルコール、ニコチンやベータブロッカー製剤のような処方薬も原因に挙げられると書いてありました。
できそうなことは、
赤ちゃんの飲み方を改善する
温める(痛みがやわらぐ)
でしょうか。
ハンドタオルをぬらしてレンジで温めてもいいし、ドライヤーで温めるのも手軽ですね。
この痛み、ネットで調べてもうまく出てこないんです。痛み、授乳、白い で検索しても出てくるのは「白斑」ばかりなんです。それで原因がわからないとますます気分が落ち込んでしまったり、なにか怖い病気なのかしらと悩む方もいるようです。
レイノー現象というのもあるよ、というお話でした。
参考文献:
母乳育児が必ずうまくいく本(メディカ出版 Dr.Jack Newman)
Breastfeeding Answers made simple
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