授乳で気分が悪くなることもある
授乳すると、とても気持ちが落ち込んだり、気分が悪くなるということがあります。
英語のページですが、以下のようなものがあります。
http://d-mer.org/
Dysphoric Milk Ejection Reflex の略で D-MER です。非営利のサイトだそうです。Alia Macrina Heiseさんという経験者が作られたようで、サイトの免責事項にこのサイトのコンテンツを医学的アドバイスとして受け取るべきでない、まだ新しいことなので調査を望む、というようなこと(ざっくりですが)書いてあります。ちなみにAliaさんはIBCLC 国際認定ラクテーション・コンサルタントでもあるそうです。科学的根拠はこれからなのでしょうが、このような状況を経験する女性は少なくないようです。
日本語そのままだと 不快 乳汁 射乳 反射 です。この話を日本語で書いてあるのをまだみたことがなかったのですが、今月発売になった 医学書院の 母乳育児支援スタンダード第2版で紹介されてました。その中ではDMERとありますが、括弧書きで「不快性射乳反射」とかかれています。
上記サイトを見ますと、D-MERとは
授乳中のお母さんに突然不快な感情が襲ってくる。射乳反射の直前になり数分以上は続かない。
原因は不適切なドーパミン活性と考えられる。
悲しみや不安、うつ、いらいらなどの不快な気持ちになる。
のだそうです。想像すると、お母さんとして辛い状況ですね…(T.T)
でも、こんな気分になるってなかなか人に言えないかなあとsariは想像します。なんだか授乳って聖母のような気持ちや態度であるべきだ、というようなイメージが世の中はびこってません?
実際は聖母どころか、てんやわんやでアセびっしょりの体育会系な姿ですよね。気持ちだってそうそう穏やかでいられない状況も多々あります。乳児を抱えていれば誰しも思い当たる事はありますよね。
このD-MER(元のサイトの表記を使います)は、sariは今までに何回かそのような経験を聞いた事があり、これって思っているよりポピュラーで、人に言いづらい苦しみなのかなあと思います。
ひとつ、上記サイトから引用します
D-MER is like a reflex. It is controlled by hormones and can not be controlled by the mother.
D-MERは反射のようなものです。ホルモンによってコントロールされ、お母さんがコントロールできません。
赤ちゃんへの愛情だとか(愛情っていう測れないぼんやりした言葉はsariは好みませんが)、母性だとか、そういうの関係なし!
不快な気分になるには、ほかの要因であることもあります。うつ病などメンタルな原因の場合もあり、この場合は医学的な支援が必要です。下の子が生まれて上の子の授乳を受け入れがたい気分になることもありますが、これはよくあることです。
もし、こういう気分になって悩んでいる人がいたら、自分だけじゃないこと、そして自分のせいじゃないという事を知ると少しは気持ちが軽くなるかもしれません。
参考文献)http://d-mer.org/
母乳育児支援スタンダード第2版 医学書院
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Very intinesterg article. You are right, if we have healthy heart we can have healthy body. So it's our primary duty to take care of our heart. I use a lot of fish in my diet. I started using fish oil for this purpose.