ミルクを少しずつ減らすって? 2
前回の続きです。赤ちゃんの健康に影響を及ぼさずにミルクを少しずつ減らすにはどうしたらいいかという話です。
文献探しました。
まずはNancy Mohrbacher著 BERASTFEEDING ANSWERS made Simpleです。彼女はIBCLC(国際認定ラクテーションコンサルタント)で、ほかにも有名な本をたくさん書いています。
この本には体重をチェックすることが大切と書いてあります。徐々に減らすとして母乳を飲む回数を増やしながら2日に1回59mlを減らしたり、朝最初の授乳でミルクを足さないことからはじめる。体重は「同じ体重計」(誤差があるから)で週に1度か2度量る。赤ちゃんの体重の増えが週に142g-177gに低下したらミルクを元の量にし、赤ちゃんは効果的に飲めるようにする必要がある。結構時間がかかること、サポートがあればお母さんは乗り越えやすいと書かれています。
日本語の文献もひとつ見つけました。水野克己・水野紀子著 母乳育児支援講座 です。こちらの著者もお二人ともIBCLCです。こちらの本は医療者が基礎から学ぶための本だそうです。この本ではミルクも飲んでいる生後2週間の赤ちゃんで体重の増えが順調な場合のケースに答えるという形で載っています。1日の量から50ml減らし(分割して減らす方法と回数を減らす方法があります)、排泄を記録し1週間やってみて体重を量り、赤ちゃんが満足そうで1週間で体重が125g以上増えていたら、同じようにまた減らす、という方法が載っていました。
体重の目安の数値は違えども、1日に減らす量は似ています。どうも「少しずつ」の目安がわかってきたような気がします。
ミルクを足す(補足する)ことについては、
JALCのサイトに母乳育児医学アカデミー(ABM)の臨床指針 「第3号 母乳で育てられている健康な正期産児の補足のためのの病院内での診療指針2009年改訂版( 2010年4月 日本語翻訳)]
という翻訳資料があります。こちらは適切な補足に関しての病院内でのガイドラインです。読むとまだまだわかっていないことがあり、調査が必要な分野のようです。
補足を徐々に減らすときの足りているかどうかの目安は体重だけではないので、赤ちゃんの健康を確認するためにお医者さんに診てもらいながら行うことが大切です。
参考文献:母乳育児支援講座 南山堂
BERASTFEEDING ANSWERS made sinple Hale Publishing
JALC(NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会)
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