映画を見てきました

Tigers (邦題;汚れたミルク あるセールスマンの告発)という映画を見てきました。
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多国籍企業のアグレッシブな売り方を告発する映画です。実際この映画はまだ日本でしか公開されていません。
赤ちゃんの健康にかかわると知っていながら、それでも売り上げを伸ばせばいいと割り切る企業の在り方はいかがなものかと一石を投じる映画です。詳しくは配給会社のサイト Baby Milk Action
ここでは発展途上国の粉ミルクが問題ですが、液体のミルクでも同じです。
映画の中では先進国へのあこがれと医師から勧められたことによって、上の子どもたちを母乳で育てたお母さんが末っ子をミルクで育てる、という話が出てきます。その子は不衛生なミルクの扱いで健康を害して病気になってしまいます。日本では通常では不衛生な水はないといえますので問題になりませんが、もしかしたら災害時には似たようなことが起こるかもしれません。映画では発展途上国での不衛生な水と買い続けられなくて薄めて与えることが健康を害すると問題視されています。
液体ミルクは水で溶かないので安全なように思えますが、たぶんこの映画でかかれたような環境の国では、液体ミルクの飲み残しは捨てないだろうし、冷蔵庫もないだろうし、粉ミルクより高い液体ミルクが流通するかどうか、もしくは流通したとしても買い続けられなくて、ミルクのほかになにか食べ物を与えることになりそうだと容易に想像ができました。
参考に…:フィリピンでの災害の様子Part1を見ればどんな状況なのか、衛生状況の悪さを理解する一助になります。
#粉ミルクで育てることを一般的に否定しているわけではありません。なかなか伝わりづらいので、ぜひこの映画を見ることが理解の一助になると期待しています。

所感

Posted by sari