お母さんの糖尿病のリスクを減らす
長期の母乳育児はお母さんの糖尿病のリスクを減らす、という記事です。
https://www.reuters.com/article/us-health-diabetes-breastfeeding/longer-breastfeeding-tied-to-lower-diabetes-risk-for-mothers-idUSKBN1F52HK
6カ月母乳育児をしたお母さんはリスクが大幅に下がる「可能性がある」だとされています。
こういう研究はあくまでも集団に対する調査です。
ですので、6か月母乳育児していれば糖尿病にならないというわけではありませんし、母乳育児をしなかったからといって糖尿病になるわけでもありません。
似たところで、母乳育ちの赤ちゃんは免疫物質をもらっているから感染症にかかりにくいか、かかっても症状が軽く済む、という情報について、お母さんの中には「母乳で育てたのに病気にかかった。なので母乳が健康にいいなんて嘘。」という方に出会ったことがあります。
健康についての調査結果は疫学的なものであり、健康リスクを数値化したものです。
統計的数値ですので、「こうしていれば病気にならない」という調査ではありません。
また逆に「母乳で育てなかったから病気(この場合は糖尿病)にかかる」ということも言ってません。
健康に対する調査は「こうしなさい」と脅すためではなく、お母さんが知った上で今後どのように選択するかを考えるための材料となります。もしこのような情報を知って後悔するならば、その必要はありません。当時知っていたことから赤ちゃんにとって一番いいと思うことを選んだはずなのですから。科学は日々進歩していき、新たなことがわかっています。
sariは授乳については過ぎ去った昔なので過去の選択を変えることはできませんが、ブログに書くことで今後の人の参考になればいいなと思っています。
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