自分と赤ちゃんの健康は自分で決める 

健康情報のキュレーションサイト(まとめサイト)で科学的根拠のない話がたくさん書かれていた事件がありましたね。
専門家はよく知るからこそ言葉選びに慎重になり、「断言」はしかねる傾向にあるそうです。実際私たち母乳育児支援者は「こうしたらいい」とアドバイスせずに、お母さんの話をきいてお母さんがどうしたいのかを支援します。周りの話をきくと、私たちのような話よりも、「こうすればよい」と断言する方が回りくどくなく好まれる傾向があるように感じます。広告は「これさえ(買って)あればOK!」というようにわかりやすく考えなくてもよい仕組みにしてくれています。検索サイトの順位は、科学的正しさのランキングではなく、人が好んでアクセスしたランキングと言えるかもしれません。
聖路加国際大学の中山和弘教授は「ヘルスリテラシー」:情報に基づいた意思決定で健康を決める力について、http://www.healthliteracy.jp/ を運営されておられます。
インターネット上の保健医療情報の見方 はわかりやすく判断するための基準について書かれています。困った時の相談先もあるのがいいですね。
母乳育児は日常の生活の一部、赤ちゃんの食生活の話なので、医療とは別の趣もあるかもしれませんが、医療以外でもあらゆることに応用できそうな力がヘルスリテラシーだと感じました。

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Posted by sari