クイズ!これも子育て神話?

2018年8月10日

「経験」というのは大切だとsariは思っています。
子育ては経験者から伝わっていくもの。特に効果的に飲める抱っこや飲ませ方は実際にやっているところを見るのがいちばん手っ取り早いといつも感じています。
ドラマの中の赤ちゃんやミルク飲み人形のイメージではうまくいかなくなる可能性が高いです。
だけど、なんだか心配になってしまうような経験、もしくは言い伝えはどうでしょうか。科学的根拠が弱いにもかかわらず、多くの人が信じていたり、良かれと思ってするアドバイスがお母さんを苦しめることがあります。
では、いくつかクイズです。すべて はい か いいえ で答えてみてください。採点はできないので覚書程度にやってみてください。

1)水分をとればとるほど、母乳の量が増える
はい
いいえ
2)お酒を飲んだあとは母乳をしぼって捨てればOK
はい
いいえ
3)赤ちゃんの飲む量は6ヵ月まで月齢に正比例して増えていく
はい
いいえ
4)お母さんが脂肪の多い食べものをとると、乳腺が詰まる
はい
いいえ
5)お母さんは肉を食べないほうがいい
はい
いいえ6)3時間たたずに泣くのは母乳が足りていない
はい
いいえ
7)母乳育児は痛くて当たり前。耐えてこそ鉄の乳首が手に入る
はい
いいえ
8)生まれた初日の赤ちゃんの胃のサイズは小さじ一杯分
はい
いいえ
9)産前に乳房のお手入れをしないと母乳は出ない
はい
いいえ
10)赤ちゃんが泣くたびに授乳する
はい
いいえ

それでは、解説です。


■ 解説 ■
1)水分をとればとるほど、母乳の量が増える
答えは「いいえ」

より
対照研究の結果によれば、母乳育児中の母親が水分摂取を増やせば乳汁分泌がよくなるという証拠はない
必要以上の摂取は分泌を減らす
という情報があります。
2)お酒を飲んだあとは母乳をしぼって捨てればOK
答えは「いいえ」
にしぼって捨てることに意味はないことを書きました。
3)赤ちゃんの飲む量は6ヵ月まで月齢に正比例して増えていく
答えは「いいえ」
ゆるやかに増えはしますが、1ヵ月から6ヵ月までは1日あたりの飲む量は大差がありません。生まれてからの飲む平均量をグラフにすると正比例とは違います。
をどうぞ
4)お母さんが脂肪の多い食べものをとると、乳腺が詰まる
答えは「いいえ」
をどうぞ。 特にに詳しく載せました。食べ物よりも、乳管に滞った母乳が原因のようです。解決策は、赤ちゃんに効果的に吸い出してもらうことです。
5)お母さんは肉を食べないほうがいい
答えは「いいえ」
に授乳中のお母さんが動物性のものを全く食べないとすると、母乳中のビタミンB12が足りなくなります。そうすると赤ちゃんはビタミンB12欠乏症になることを書きました。
6)3時間たたずに泣くのは母乳が足りていない
答えは「いいえ」
母乳は消化が早いので3時間たたずにほしがる赤ちゃんはたくさんいます。足りているかどうかは、時間間隔よりも体重や排泄の量のほうがたしからしいです。

 をどうぞ
7)母乳育児は痛くて当たり前。耐えてこそ鉄の乳首が手に入る
答えは「いいえ」
適切な授乳は痛くありません。最初の数日に軽い痛みを感じる事はよくありますが、数日たっても痛みが消えない、傷ができたり耐え難い痛みがあるというのは、赤ちゃんの飲み方に改善の余地ありです。

をどうぞ
8)生まれた初日の赤ちゃんの胃のサイズは小さじ一杯分 
答えは「はい」
 をどうぞ
9)産前に乳房のお手入れをしないと母乳は出ない
答えは「いいえ」
をどうぞ
10)赤ちゃんが泣くたびに授乳する
答えは「いいえ」
時計ではなく、赤ちゃんの需要に合わせて授乳するのが大切ですが、泣くのは授乳のサインとして遅いといわれています。
 おとなしく目が覚めているときや、口にふれるものをしゃぶったり、やさしい声をだしたような時がうまくいくようです。
とはいえ、この眠っている貴重な時間に家事を済ませたい!という気持ちになりがちですよね。
中にはお腹がすいても泣かない子がいます。そういう子の場合、泣くのを待っていると母乳の摂取量不足になる可能性があります。ですので、個性ある赤ちゃんの様子をよく見ることが大切なようです。
いかがでしたか?

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Posted by sari